外壁塗装における「コーキング」とは?役割について解説

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外壁塗装における「コーキング」とは?役割について解説

2024/03/18

屋根や外壁と言えば大きく目立っているのは屋根材や外壁本体の部分ですが、建物はそういった大きな部材だけでできているのではなく、色々な部材が組み合わさってできています。
それらの中でも「コーキング」は接着、隙間埋め、雨漏り防止など数多くの役割を果たす重要な部材です。
そこでここでは外壁塗装におけるコーキングとはどういったものなのか、どういった役割を果たしているのかということについて紹介していきたいと思います。

コーキングの概要について

屋根材の設置、補修、メンテナンスや外壁の補修などでよく利用されるコーキングは「シーリング」と呼ばれる場合もあります。
それぞれの言葉の由来は、
・コーキング
もともと英語の「caulking」からきており、隙間を塞ぐ、詰める、くっつけるという意味があります。
・シーリング
英語の「sealing」からきており、塞ぐ、密閉する、封印するという意味があります。
このように明確な違いがなく扱われることが多くなっており、たいていは同じものとして扱われています。

コーキングの使用場所について

建物においては「屋根」「外壁」「ベランダ」「カーポート」などさまざまな場所で利用されており、建物の中においても浴槽周辺、キッチン、洗面台などあちこちで使用されています。
多くの場合は「水を侵入させない」というのがメインの役割となっており、不要な隙間を埋めて水を侵入させないという使い方がされています。
水を内部に侵入させないことによって、腐食を防ぐ、カビなどの発生を防ぐ、雨漏りを防ぐ、シロアリの発生を防ぐといった効果があります。
また、部材を固定させるためにも利用されています。

こういったコーキング材はホームセンターなどでも普通に販売されていますので、一般の人でも購入することは可能です。
プロの業者が使うような高性能なものはそれなりに高額ですが、安価なものであれば数百円程度で購入することも可能です。
ただ、購入することはできるのですが、コーキングは使い方が難しく、間違えた使い方をすると大きなトラブルにつながる場合もあるので注意が必要です。

コーキングの種類とは

コーキングにはいくつかの種類があります。

・シリコン系
キッチン、浴室、トイレなどの水回りで多く使われています。
値段も安価なものが多く、扱いやすいものとなっています。

・変成シリコン系
ポリエーテル樹脂を原料とするもので、シリコン系のものとはまったく別物です。
衝撃や振動に強いという特徴があります。

・アクリル系
湿気の多い場所で使用されるのですが、対候性が低いため外壁塗装などではあまり使われることはありません。

・ウレタン系
弾性に優れているためひび割れ補修などでも多く使われています。
また、変成シリコン系のものよりも安価となっています。

・ポリウレタン系
耐久性、対候性に優れており、外壁塗装でも多く使われるものです。
モルタル外壁、コンクリート外壁のひび割れ補修でもよく使われています。

コーキングが果たしている役割とは

コーキングは数多くの役割を果たしているため、多くの場所で使用されています。
ここではそういった役割の中でも代表的なものを紹介していきます。

建材、部材同士の不要な隙間を埋める

コーキングが果たしている役割の中心のものとして「建材や部材同士の不要な隙間を埋める」があります。
屋根と外壁、外壁と窓サッシ、部材と板金のように違う種類の建材を合わせて使用する場合にはどうしても隙間や溝ができてしまいます。
こうした隙間の中には必要な隙間もあるのですが、多くの場合は不要な隙間となります。
不要な隙間はそのままで放置しておくと、その隙間から雨水やゴミ、ホコリなどが内部に入っていきやすく、さまざまなトラブルの原因となって建物の寿命を縮めることとなります。
特に隙間から雨水が内部に侵入した場合は木材の腐食やシロアリの発生などにつながりやすいため注意しなければなりません。
こうした不要な隙間を塞ぐためにコーキングを行うのです。

▷雨漏りを放置するとシロアリの原因に!原因と対策方法を解説

ちなみに隙間の中には必要な隙間もあります。これは建物内部に水分が溜まらないようにするためのもので、この隙間から外部に湿気などを排出するためのものです。
この必要な隙間まですべて埋めてしまうと湿気が排出されずに内部に溜まってしまうということがあります。
必要な隙間、不要な隙間については素人は判断しにくいためプロの業者の判断に任せるのが良いでしょう。

ひび割れを塞ぐ、亀裂を防止する、ひび割れを埋めて補修する

硬い素材でできている外壁などの場合は太陽光、紫外線による温度の変化によってほんのわずかずつ膨張や収縮を繰り返しています。
基本的には温度が上昇して高温になるとわずかに膨張し、夜になって温度が下がると収縮していきます。
この膨張と収縮は目で見てわからないほどの変化ですが、この膨張と収縮を長期間にわたって何度も繰り返すことによってひび割れが起きたり隙間ができたりするのです。
こうしてできたひび割れや亀裂などについては軽微なものであればコーキングで埋めて補修するということができます。
ただ、大きな亀裂になってしまった場合は交換などの大規模な補修工事が必要となります。

▷外壁塗装の劣化サインに要注意!主な症状からメンテナンス方法を解説

外壁、サイディングボード、ALCパネルを保護する

最近では建築現場ですべてを行うのではなく、別の場所で外壁材やサイディングボードなどを作成、用意しておき、それを建築現場に移動させて組み立てることで、工期の短縮をするという工法が増加しています。
こういったサイディングボードなども硬い素材ですので、わずかずつ膨張や収縮を繰り返すこととなります。
そのため、まったく隙間なくきっちりと密着させて固定してしまうとひび割れやズレたりする原因となってしまいます。
これを防ぐために壁同士のつなぎ目、隙間部分になどにコーキングを打ち込んでおくことで、そのコーキングがクッションのような緩衝材となって外壁が膨張や収縮を繰り返してもその衝撃を吸収、緩和することが可能となるのです。
コーキングが弾力を持って衝撃を和らげることによってひび割れが起きるのを防ぐことができるのです。

外壁塗装、外壁補修工事でコーキングを利用して雨漏りを防ぐ

外壁塗装や補修工事を行う際にコーキングを利用して雨漏りを防ぐということが可能になる場合があります。
どういった場合でも必ず雨漏りを解決させることができるというわけではありませんが、利用できる場所であればコーキングを利用して簡単に雨漏りを防ぐことができるので活用しましょう。

窓枠、サッシ、庇、換気扇付近について

以前は外壁に付けられるサッシなどは木製の素材のものが多かったのですが、最近ではアルミ製や樹脂製のものが多くなってきています。
これらの素材は木製のものと比べて劣化しにくいため、メンテナンス回数が減ることにつながっています。
ただ、樹脂製のサッシなどは劣化しにくいためメンテナンス回数を減らせても、サッシのコーキングは先に劣化していくため、そこから雨漏りが起こる場合があります。

サッシだけでなく庇や換気扇も同様のことが言えます。
素材が高性能になったことで、劣化しにくくなったのですが、その周囲のコーキングは劣化していくためにそこから雨漏りが起こる場合があるのです。
これらの場所が原因となる雨漏りについてはコーキングを打ちなおすことによって雨漏りの補修ができる場合があります。

サイディングボード、ALCパネル外壁の目地などについて

近年建物の外壁に多く使用されるようになってきているのが、サイディングボードやALCパネル外壁です。
これらの部材は建築現場で最初からすべてを作成していくのではなく、別の場所であらかじめボード状に加工された外壁を現場に移動させてきて現場で組み立てていくものです。
ただ、こうした外壁は組み立てていく際に隙間なく組み立てるのは難しく、逆にぴったりに組み立ててしまうと地震などの際にズレてしまったり、衝撃を逃がすことができずにひび割れが起こることとなってしまいます。
そのため、わざと隙間なくぴったりとくっつけて設置をしてしまうのではなく、わざと少し隙間を開けて設置し、その隙間となる目地部分にコーキングを打ち込んで緩衝材としているのです。

こうして隙間にコーキングを打ち込んでいくのですが、このコーキングも経年劣化していきますので、その劣化した部分から雨水が内部に侵入するということがあるのです。
外壁から雨漏りがするという場合は、これが原因となっていることがあります。
こうした場合もこの目地部分にコーキングを打ちなおすことで雨漏りを解決できる場合があります。

▷その雨漏り外壁が原因かも?外壁の劣化と雨漏りの関係性について

モルタル外壁のひび割れについて

外壁ではモルタルが素材のものも多くなっています。
モルタルはセメント、水、砂を混ぜ合わせてできています。
ボード状の素材を組み立てるわけではないので、現場で形を変えたりするような自在性が高いという強みがあります。
ただ、モルタル外壁は
・乾燥による素材の収縮や耐久性の低下
・材料の塗りこみ不足、施工不良
・太陽光や紫外線、雨水による経年劣化
・地震などの物理的な衝撃
などの理由によって「ひび割れ」が発生する場合があります。
ひび割れが起きる際には細くて短いひび割れが入っていき、そのまま放置していると
徐々に大きなひび割れへ被害が大きくなっていきます。
かなり大きなひび割れまで進んでしまうと大規模な塗り替え工事が必要となってくるのですが、細いひび割れ程度の場合はコーキングすることで補修できる場合もあります。

まとめ

コーキングは屋根、外壁、ベランダ、屋内の水回りなど数多くの場所で活躍しています。
不要な隙間を埋める、ひび割れ補修をする、緩衝材として使用するなど役割も多く、重要性の高さがわかります。
外壁でも外壁材同士の緩衝材や、ひび割れ補修などさまざまな場所で利用されています。

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良彩建装は、大阪府富田林市・河内長野市を中心に各種塗装工事をご提供しています。このたびはご依頼いただきありがとうございました。

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    河内長野市 尾崎様

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