雨漏りが起きた際の応急処置!自分でできる対処法とは?

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雨漏りが起きた際の応急処置!自分でできる対処法とは?

2024/01/22

雨漏りは色々なことが原因となって起きます。
本格的に雨漏りを止めるためには専門の業者に依頼して補修工事を行ってもらう必要があります。
しかし実際に雨漏りが起きてから業者に依頼してもすぐに来てもらえないという時があります。
そんな時は放置してはおけないので応急処置を行います。
そこでここでは雨漏りが起きた際に自分でできる応急処置について紹介していきたいと思います。

雨漏りの原因がわかる場合はまずその対応をする

建物内に雨漏りがする場合は実は色々な原因が考えられます。
雨漏りでもっとも多いのは建物の老朽化、屋根材の経年劣化といった時間の経過による劣化です。
この場合は新しい部材に交換しなければいけないため大規模な工事が必要となってきます。
ただ他にも新築時やメンテナンスを行った業者による施工不良の場合もありますし、地震や台風によってどこかが破損したということもあります。
こうした雨漏りの原因の特定は素人には判断できないもののため、本格的にはこれは業者に依頼することとなります。

こうしたことが雨漏りの原因として考えられるのですが、建物内に水が落ちてくるということがあります。
水が落ちてきた場合は必ず雨漏りとは限りません。
まず可能性としてあるのは水道管などから水が漏れているという場合です。
この場合は屋根業者などではなく、水道業者に修理を依頼することとなります。
建物の劣化などもなく、水道管からも水が漏れていないのに水が落ちてくるという場合は結露である可能性があります。
結露は建物の外と中の温度差によって水滴が発生するというものですので、換気を心がけることによって防ぐことができます。
このようにわかる範囲で雨漏りの原因をはっきりさせるということが重要です。

雨漏りの対しての応急処置について

雨漏りの補修をする際には大規模な工事が必要となる場合があります。
こうした大規模な工事の際には打ち合わせや準備、足場の組み立てなども含めて数日から数週間かかる場合もあります。
そのため、できる範囲で自分で応急処置を行うということが重要となります。

ビニールシートで防ぐ、被せる

比較的簡単な方法としてはビニールシートを被せるという方法があります。
雨水が侵入してくる場所をピンポイントで防ぐということは困難なため、広い範囲をビニールシートで覆うのが理想です。
この際、すでに大雨が降っている時などは屋根に上るのは非常に危険です。
高い場所というだけでも危険ですが、雨が降っていると屋根材も濡れているため滑りやすく、転落の危険性があるため、おすすめできません。
雨が降る前日などに気になる場所にビニールシートをかけておくというのが理想です。

ビニールシートを被せる際には安定して重さがあるもので固定するのが良いでしょう。
石のように転がる可能性があるものは危険ですし、重さが足りないと風でビニールシートが飛んでしまうことがあります。
かといってロープや紐で縛るのは特定の個所に大きな負担がかかってしまうこととなり、固定した場所が破損してしまう可能性があるため避けましょう。

ビニールシートを利用する際の注意点としては、ビニールシートをかけたままにしないということです。
ビニールシートをかけると外からの雨水の侵入を防ぐことはできますが、内部に溜まった湿気が外に排出されるのも防いでしまうこととなります。
内部に湿気が溜まるとカビ、コケなどが発生する、シロアリが発生する、木材が腐食するという原因になりますので良くありません。
晴れている日はビニールシートを外して換気するようにしましょう。

防水テープを貼る

破損している場所、雨漏りが起きている場所がかなり特定できる場合は防水テープを貼ることで雨漏りしている場所を塞いで補修するという方法もあります。
ただ適切な場所ではない場所に防水テープを貼ってしまうと必要な隙間を塞いでしまうということにつながりますので、場所が確実に特定できている場合を除いては避けた方が良いでしょう。

実際に防水テープを貼る際にはテープを貼る場所の周囲をしっかりと洗浄して拭き取ります。
この時、油分などが残っていると密着度が下がってしまうため、洗剤などを使用してしっかりと拭き取ることが重要です。
拭き取った上で乾燥させて防水テープを貼っていきましょう。
テープを貼る際には水が流れていく方向に逆らう向きで貼っていきます。
水の流れと同じ向きで貼ってしまうと水が漏れやすくなります。
下側から上側に向かって空気が入らないように貼っていきましょう。

バケツ、洗面器などで水滴を受ける

部屋の中に水滴が垂れている場合、そのままその水を放置していると被害が大きくなります。
テレビなどの家電に水がかかると漏電や故障につながる可能性がありますし、じゅうたんやソファーにかかるとダメになってしまうこともあります。
直接床に当たっていると床が腐ってしまう危険性もあります。
水が落ちてきている場所にバケツや洗面器などを置く、その下にはタオルをひいておくといったことで被害を少なくすることができます。

ビニールシートがある場合は屋根の上ではなく、こうした室内で使用するということも可能です。
これらのものを使って水が直接床や家電などに当たらないようにしましょう。

▷雨漏りで漏電の可能性?原因と対策について

雨漏りの対しての応急処置を自分で行う際にやってはいけないこと、注意点とは

自分で雨漏りの応急処置を行うことは重要ですが、その際にやってはいけないこと、注意しなければならないことがあります。
間違えた応急処置を行うと余計に被害が大きくなってしまう、あとで業者が修理をすることができなくなるということがあるからです。
ここではそういった注意点について紹介していきます。

むやみに釘を打つ、コーキングを打つ

雨漏りがしている場所に釘で板を打ち付けたり、雨漏りがしている隙間にコーキングを打つという応急処置は行うべきではありません。
むやみに釘を打つと板や木材を貫通してしまうということがあり、それが雨漏りを余計にひどくしてしまうということがあります。
また、その釘を打つことが業者の修理を邪魔することになってしまう可能性もあります。

コーキングも同様です。
屋根には屋根材、棟板金などに色々と隙間があります。
それらの中には雨漏りにつながる隙間もあるのですが、必要な隙間もあります。
必要な隙間とは内部の湿気を外に排出するための隙間です。
素人がコーキングを打つ際にこうした必要な隙間も埋めてしまうことがあります。
こうして必要な隙間まで埋めてしまうことで建物内部の湿気が適切に排出されず、湿気が溜まってカビやコケの発生や木材の腐食につながってしまう場合があります。
コーキング自体はホームセンターなどでも簡単に購入することはできますが、安易に使わないことをおすすめします。

雨漏りしている場所を特定しないまま補修する

雨漏りは原因となっている場所を特定するのが難しいという特徴があります。
水が落ちてきている場所とまったく違う場所が原因ということもあります。
適切な場所にビニールシートを敷いたりするというのは効果がありますが、関係のない場所にビニールシートを敷いたりすることで雨水の流れが変わってしまい、別の場所での雨漏りにつながる可能性があります。
自分で応急処置を行う際はあくまでも雨漏りの原因となっている場所が特定できた場合にのみ行いましょう。

雨漏りの原因となっている場所を特定する方法とは

雨漏りの原因となっている場所を特定することができれば自分で応急処置を行うこともできるのですが、場所を特定するというのが難しくなっています。
そこでここでは素人でも雨漏りの原因となっている場所を特定できる方法について紹介していきます。

散水調査を行う

素人が簡単にできる雨漏りの原因となっている場所を特定する方法としては「散水調査」があります。
これはその名前の通り建物に水をかけて雨漏りしている場所を調べるというものです。
ただ、あてもなく水をかけたのでは場所を特定することができません。
まずは建物の下部分から順に上に向かってかけていきます。
これでどれくらいの高さの位置が原因かがわかります。
こうして範囲を絞っていくことで場所を特定していきます。

雨漏りの原因となっている場所に水をかけていると雨漏りの症状が発生することがあります。
この場合はすぐに散水をやめましょう。
必要以上に水をかけるのは被害を大きくするだけとなります。
逆にある程度水をかけても雨漏りの症状が出ないという場合はその辺りが原因ではないということになります。

目視による確認を行う

屋根の上のわずかな破損などはなかなか見てもわからないということがありますが、場所によっては目視で発見できる場合もあります。
例えば下から見ていて瓦屋根がズレているという場合などはそこが原因の可能性があります。
他の種類の屋根材でもズレて見えるという場合は怪しいと思って良いでしょう。

▷ 瓦のズレはなぜ起こるのか?

他にも外壁にひび割れが発生しているという場合やチョーキング現象が起きているという場合は外壁が原因の可能性があります。
外壁塗装工事を行う必要性があるかもしれません。
また、外壁はつなぎ目部分のコーキングが劣化しているということもあります。
特に窓枠、サッシなどとのつなぎ目には注意しましょう。

その他にはベランダの排水口に落ち葉やゴミが詰まっている雨樋が破損している雨樋に葉っぱやゴミが詰まっているなども雨漏りの原因となります。
これらも目視で発見できる場合があります。

▷雨樋に起こる不具合について。放置をすると起こる症状とは?

まとめ

雨漏りが発生した場合は基本的には業者に修理を依頼することとなります。
しかしすぐに修理が行われるのではない場合などは自分で応急処置を行う必要性がある場合があります。
ただ、間違えた応急処置を行ってしまうと後で業者が修理しにくくなったり、余計に雨漏りがひどくなってしまう場合がありますので、行う際には注意して行いましょう。

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