下塗りで仕上がりが変わる?塗装工事の重要工程を解説

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下塗りで仕上がりが変わる?塗装工事の重要工程を解説

2026/03/23

塗装工事では、単純に新しい塗料を塗るだけでなく、塗装だけでも、下塗り、中塗り、上塗りと3つもの工程を経ます。
では、なぜ、下塗りと呼ばれる工程があるのでしょうか。
この記事では、下塗りの工程の重要性と、下塗りの役割、塗装面にもたらす効果や機能について解説します。

塗装工事の工程とは?

塗装工事は、単に打ち合わせで決めた色の塗料を塗るだけの工事ではありません。塗装工事の工程を大まかに紹介すると次のようになります。

・足場の仮設
・高圧洗浄
・下地調整
・養生
・下塗り
・中塗り
・上塗り
・最終仕上げ
・片付け、足場の解体

まず、塗装工事では、しっかりした足場を組みます。
足場なしでは、どんなに優れた塗装工事職人でもまともな仕事はできません。
続いて、外壁や屋根の汚れを洗浄します。高圧洗浄により洗浄するのが一般的ですが、状態により洗浄方法を変えることもあります。
その後、外壁や屋根のひび割れがある箇所などにシーリング(コーキング)を埋めるなどして下地調整を行います。
養生は、窓ガラスなど、塗料がかかってはいけない場所にビニールを被せることです。
そして、塗装工事に取り掛かりますが、塗装は、下塗り、中塗り、上塗りの3段階に分けて行われます。
このうち、中塗り、上塗りは最終的な塗料を塗る工程です。
一方、下塗りは、最終的な塗料とは別の塗料を塗る工程です。
どうして、下塗りが必要なのか? 無駄な塗料を塗って塗装工事料金を釣り上げようとしているのではないかとお思いになる方もいるかもしれませんが、下塗りこそが、塗装工事で最も大切な工程なのです。

下塗りとは?

下塗りとは、中塗り、上塗りで使う最終的な塗料を塗るための準備のために工程です。
下塗りを飛ばして、最終的な塗料を塗装した場合は次のような弊害が生じます。

・色ムラが生じる。
・光沢が不均一になる。
・塗料が剥がれやすくなる。

色ムラや不均一な光沢は、下地の外壁材が塗料を吸収してしまうために生じます。
特に下地が古くなっていて、塗料を吸収しやすい状態になっている場合は、下塗り塗料を浸透させることで、最終的な塗料が浸透しないように防ぐ役割を担います。
また、下塗り塗料は、下地と最終的な塗料の密着性を高める効果もあります。

下塗りの効果

下塗りすることでどのような効果があるのか確認しましょう。

✅塗料の塗りムラを防止する

下塗りすることで、下地の状態を安定させる効果があります。塗料が吸収しやすい状態になっている場合は、下塗り塗料を浸透させておくことでそれ以上、塗料が浸透しないようにします。
また、凹凸がある場合に、均一にならす効果もあります。

✅最終的な塗料を鮮やかに見せる

既存の外壁や屋根材の色を隠して、新しい塗料を鮮やかに見せる効果があります。
例えば、既存の外壁が濃い色で新しい塗料が淡い色の場合は、そのままでは、元の濃い色が透けてしまう恐れがあるため、下塗りによって、その色を隠す効果があります。

✅最終的な塗料の密着性を高める

下塗り塗料には、外壁や屋根材と塗料の密着性を高める効果があります。
外壁や屋根材にそのまま最終的な塗料を塗っても、うまく密着せず、すぐに剥がれてしまいます。
そこで下塗りすることで、最終的な塗料が付着しやすくしているわけです。
これにより、塗料の耐久性を高める効果もあります。

✅下地材を強固にする

下塗り塗料を外壁や屋根材の下地材に浸透させることにより、下地材を強固にする効果があります。
外壁のひび割れを防いだり、欠けたりすることを予防することができます。

✅下塗り塗料により機能性が高まる

下塗り塗料の中には、外壁や屋根材の機能性を高めるものもあります。
例えば、防サビ機能のある下塗り塗料ならば、金属性の屋根や外壁のサビを防ぐことができます。
防カビ、防藻機能がある塗料なら、外壁や屋根にカビやコケが生えることを防ぎます。
そして、最近注目されているのが遮熱機能のある下塗り塗料です。
効率よく日光を反射し、室温の上昇を防ぐことができるもので、特に夏場に効果を発揮します。

下塗り塗料の種類

下塗り塗料には、次の3種類があります。

・シーラー
・フィラー
・プライマー

それぞれどのように使い分けるのか簡単に解説します。

✅シーラー

シーラーは、下地を固める効果があります。
外壁や屋根材の表面は防水性が高いのが一般的ですが、セメントを主な原料とする窯業系サイディングや化粧スレートなどの場合は、塗装により防水性を維持しています。
塗装が経年劣化すると、表面がぼろぼろになって微細な孔が生じるようになり、塗料を塗ると吸収されやすくなります。
これを防ぐために、シーラーを塗ることで、微細な孔を塞ぎ、塗料が吸収されることを防ぎます。
シーラーを塗った後なら、均一に塗装できるため、塗りムラが生じにくいということです。

✅フィラー

フィラーは、下地の凸凹な状態を均一にならす効果がある塗料です。
外壁や屋根材の表面が塗膜が剥がれるなどして凸凹になっていたり、傷跡がある場合は、そのまま新しい塗料を塗っても、傷跡が目立ってしまいます。
これを防ぐために、下地調整の段階で、大きな穴や傷は、シーリング(コーキング)により埋めてしまいます。
それだけでは埋めきれない微細な凹凸は、フィラーを塗ることで埋めていくというイメージです。
フィラーを塗った後なら、凹凸や傷跡が目立たなくなり、きれいな仕上がりになります。

✅プライマー

プライマーは、塗料の密着性を高めることに主眼をおいた下塗り塗料です。
外壁や屋根材が塗料の乗りにくい素材である場合は、プライマーを塗ることにより、中塗り、上塗りの塗料が密着しやすいようにします。
また、下地に防錆効果を塗布する効果もあるため、金属系の外壁や屋根材の場合に利用されることが多いです。

下塗り塗料の色

下塗り塗料にも様々な色があります。
では、下塗り塗料の色はどのようにして選ぶのでしょうか。
結論から言うと、下塗り塗料の色は、中塗り、上塗りで使う塗料の色に合わせて選ぶのが一般的です。

例えば、中塗り、上塗りで使う塗料が、ホワイト系やイエロー系の場合は、下塗り塗料もホワイト系が推奨されます。
中塗り、上塗りで使う塗料が、ベージュ系であれば、下塗り塗料はグレー系の色が選ばれます。
中塗り、上塗りで使う塗料が、ダーク系であれば、下塗り塗料はブラック系の色が選ばれます。

こうした組み合わせは、メーカーが推奨していることが多いため、特別な事情がない場合は、メーカーの推奨する色が選ばれるのが一般的です。

下塗り塗料を選ぶ際のポイント

下塗り塗料を選ぶ際は、様々な要素を考慮しなければなりません。

✅外壁や屋根材の種類

外壁や屋根材の種類により、選ぶべき下塗り塗料は異なります。

外壁がモルタルの場合は、シーラーが用いられますが、ひび割れが多い場合は、フィラーが使われることがあります。
金属サイディングの場合は、密着性を高める必要があるため、プライマーが用いられます。
ALC外壁の場合は、フィラーが使われることが多いです。

このように、外壁や屋根材の種類により、下塗り塗料を使い分けることが大切です。

✅前回の塗装工事で使用した塗料

一度塗装工事を行っている場合は、前回どのような塗料を使ったのか確認する必要があります。
ベテランの職人ならば、どのような塗料が使われたのかは、おおよそ見当がつきますが、より万全を期すならば、前回の塗装工事の見積書などを職人さんに見せるのがよいでしょう。
前回の塗装で、フッ素塗料や無機塗料を使っている場合は、新しい塗料が乗りにくいため、特別な下塗り工事が必要になります。

✅上塗り塗料との相性で選ぶ

下塗り塗料は、上塗り塗料との相性で選ぶことも大切です。
メーカーによっては、上塗り塗料に合う下塗り塗料が指定されていることがあるため、この場合は、指定通りの下塗り塗料を使います。
一方で、下地材の状態によっても選択すべき下塗り塗料が違ってくることがあります。

このように、下塗り塗料は上塗り塗料や下地材に合わせて選ぶため、選択が難しいことがあります。
どれを選ぶべきか分からない場合は、ベテランの塗装工事職人にご相談ください。

まとめ

塗装工事では下塗りが重要であることについて解説しました。
下塗りは、中塗り、上塗りの仕上げを良くするだけでなく、下地を強固にしたり、塗料の耐久性や機能性を高めるといった重要な役割を果たしています。
良彩建装は、富田林市、河内長野市を中心に大阪府、奈良県で、外壁塗装、屋根塗装、雨漏り修理工事を承っています。
仕上がりがよくなるよう、また、耐久性や機能性が高まるように丁寧に塗装工事を行わせていただきます。
外壁塗装、屋根塗装の工程に関して疑問がある場合は、お気軽にお問い合わせください。

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