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雨漏りを放置するとシロアリの原因に!原因と対策方法を解説
2023/08/29
雨漏りが引き起こす問題は、想像以上に深刻です。放置すれば建材の腐食や室内への浸水、さらにはカビやシロアリの発生といった被害が広がり、建物全体の寿命を脅かします。特にシロアリは、一度侵入すると建物の構造を蝕み、場合によっては大規模な修繕が必要になる恐れも。
この記事では、シロアリの発生メカニズムと予防策を分かりやすく解説し、あなたの大切な住まいを守るための具体的な対策をご紹介します。
シロアリの種類と発生する理由
シロアリが家で発生する原因の8割ほどは「雨漏り」と言われています。
それはシロアリの多くが湿った木材を好むという習性があるためです。
雨漏りがしていて木材が濡れている状態になるとシロアリが発生、繁殖しやすい環境となるのです。
シロアリの種類とは
日本で発生して被害をもたらすシロアリには大きく2種類あり、「ヤマトシロアリ」と「イエシロアリ」となっており、幅広い範囲で発生しています。
ヤマトシロアリは日本全国に幅広く分布しており、イエシロアリは中部地方より西の西日本に多く見られ、特に太平洋側、四国、九州などで多く分布しています。
また、近年は徐々に「アメリカカンザイシロアリ」という外来種も増えてきています。
このアメリカカンザイシロアリが問題なのは「乾いた木材」を好むという点で、今までのシロアリとは違った環境でも発生するという点です。
シロアリが繁殖しやすい環境とは
シロアリは主に水分を含んだ木材に引き寄せられる特性を持っています。
このため、湿度の高い場所では、シロアリの繁殖リスクが著しく上昇します。
日本の気候は高湿度で知られており、これがシロアリにとって好適な環境となっています。
過去の建築基準法では床下の高さ制限が明確でなく、低い床下空間を持つ建物が多く建てられました。
床下空間が40cmm未満の場合、空気の循環が制限され、結果として湿気が蓄積されやすい状況を生み出します。
この湿気の蓄積が、シロアリの繁殖を促進する要因となっています。
現代の建築では「全周換気」システムが標準的となり、建物全体での効率的な換気が可能になっています。
また、シロアリは特に「ツーバイ材」のような柔らかい木材を好みます。
具体的には、エゾマツ、ホワイトウッド、スプルースなどが該当します。
一方、ヒノキチオールを含む硬質木材は天然の防虫効果があり、ヒノキ、チーク、ヒバなどの使用はシロアリ対策として有効です。
湿気の問題は特に水辺や森林付近の住宅で深刻で、これらの立地では特にシロアリの発生率が高くなります。
特に「雨漏り」は急激な湿度上昇を引き起こし、シロアリの侵入を招く主要な要因となります。
そのため、雨漏り対策は効果的なシロアリ予防の第一歩といえるでしょう。
シロアリの侵入を示す主な兆候
住宅内部でシロアリの活動を早期に発見することは難しい場合があります。床下や屋根裏などの目につきにくい場所で被害が進行することが多いためです。
被害の早期発見と対策が重要となりますので、以下の典型的な兆候に注意を払う必要があります。
建物外壁での蟻道の出現
シロアリは外部から建物内に侵入する際、特徴的な「蟻道」を形成します。この土でできたトンネル状の経路は、目視で確認が可能な重要な警告サインです。
異常な水道料金の上昇
シロアリの活動により、床下配管に損傷が生じることがあります。その結果、気付かない間に水漏れが発生し、通常より水道料金が高額になることがあります。使用量に変化がないのに請求額が増加する場合は、要注意です。
建物内部からの異音
シロアリは「蟻道(きどう)」を通って建物内を移動し、木材を食害します。その結果、壁や床に空洞が形成されます。
この空洞内でシロアリが活動する際、特徴的な乾いた音が発生することがあります。原因不明の音が聞こえる場合は、シロアリの存在を疑う必要があります。
羽アリの出現
最も明確な警告サインの一つが「羽アリの発生」です。これは新しい巣を形成するために飛び立つ成虫の姿です。
主に4月から7月にかけて、浴室周辺や床下付近で見られます。羽アリの存在は、シロアリのコロニーが近くに存在する可能性を強く示唆しています。
シロアリが発生してしまった時の対処法について
シロアリの被害を発見した際は、早急に専門業者へ依頼することが重要です。
駆除作業の費用については、地域によって異なりますが、通常1坪あたり6000~8000円程度を見込む必要があります。一般的な20坪規模の住宅の場合、12万~16万円前後の費用がかかることが多いでしょう。
建物が大きくなるほど、必要な費用も増えていきます。
シロアリ被害は時間とともに必ず拡大するため、早期発見・早期対応が非常に大切です。
注意すべき点として、シロアリを見つけた段階では、すでに建物内部で相当な被害が進行している可能性があります。
そのため、シロアリの駆除だけでなく、被害を受けた建材の補修や交換も必要になってきます。
深刻な場合、屋根材から外壁、柱、土台まで幅広い範囲での修繕が必要となり、状況によっては数百万円規模の修繕費用が発生することもあるため、慎重な対応が求められます。
シロアリの発生を未然に防ぐための対策
シロアリの駆除作業や修繕工事には多大な費用と時間が必要となります。そのため、事前の予防対策が非常に重要です。
以下では、シロアリの発生を防ぐための具体的な予防策をご紹介します。
効果的な防湿・換気対策
シロアリは主に湿気の多い環境を好みます。特に雨漏りによる水分は、シロアリを引き寄せる大きな要因となります。
シロアリは特に屋根裏や床下といった、通気性の悪い場所に集中して発生する傾向があります。定期的な換気と湿気対策が重要です。
具体的な対策として、通気性の良い建材の使用、定期的な換気、床下空間の適切な管理が挙げられます。
屋根の補修・強化
雨漏りはシロアリの温床となるため、早急な対応が必要です。損傷箇所が見つかった場合は、速やかに修理を行いましょう。
小規模な補修の場合、屋根材数枚の交換で済むケースでは数万~30万円程度の費用で対応可能です。
また、「換気棟」の設置も効果的な対策の一つです。これにより屋根裏の換気が改善され、湿気の滞留を防ぐことができます。
換気棟が未設置の場合は、導入を検討することをお勧めします。
定期的な屋根のメンテナンス
屋根材は時間とともに劣化し、防水性能が低下していきます。特に塗装の劣化は雨漏りのリスクを高めます。
そのため、機能を維持するための屋根塗装の実施が必要となってきます。適切な塗装により、防水性能を回復させることができます。
ただし、塗装後は屋根材同士が塗膜で接着されることがあり、これにより換気が妨げられる可能性があります。
この問題を解決するために、「縁切り」という特殊な溝加工を施し、適切な通気を確保する必要があります。
まとめ
建物内の湿気は、シロアリの発生を促進する主な要因となります。特に雨漏りは、シロアリにとって理想的な環境を作り出してしまいます。
一度シロアリが住み着くと、木材を食い荒らし、建物の構造的な強度を著しく損なう可能性があります。これは深刻な安全上の問題につながる恐れがあります。
予防対策として、適切な換気システムの設置や耐久性の高い建材の選択が重要です。しかし、最も効果的な対策は、雨漏りを未然に防ぐことです。
万が一雨漏りを発見した場合は、建物の長期的な保全のため、迅速な修理や必要な部材の交換を実施することをお勧めします。
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