屋根板金工事
Metal Roofing
屋根板金とは
「板金」とは金属を加工して薄い板状にしたものや、金属板を様々に加工することを指します。
屋根にもさまざまな板金が使用されており、金属屋根も板金に相当するほか主にスレート系の屋根を留めている金属部分も指します。他にもスレート屋根や金属屋根の頂点が合わさる棟部分を覆って雨水から保護する棟板金など様々な種類があります。
良彩建装はガルバリウムなど金属屋根の葺き替えやカバー工法、棟板金など各板金の修理や交換など屋根の板金工事に幅広く対応しています。富田林市・河内長野市にて屋根の板金工事や修理をお考えの方は良彩建装までご連絡ください。
板金が活躍!雨漏りを防ぐ重要な仕組み「雨仕舞」
「防水」と「雨仕舞」の違い
建物にとって水は大敵であり、大切な家を雨漏りから守ることがとても重要です。
水から守る仕組みには「防水」の他に「雨仕舞」があります。
防水はよく耳にするかと思いますが雨仕舞はあまり聞くことが少ないかもしれません。両方とも建物に水を侵入させないという目的は同じですがやり方が異なります。
防水は建物の表面や防水シート、防水塗装などで水の侵入を防ぐ仕組みを指します。一方の雨仕舞は水の流れを考慮し、適切に排水する仕組みです。
きちんと雨仕舞を行うことが建物を守り、寿命を延ばすことにつながります。逆を言えば雨仕舞のできていない家は雨漏りが発生しやすくなります。
雨仕舞は、まず雨仕舞を行う部分に防水シートを敷設し、その上から水切り金具を被せて隙間をシーリング材で埋めていきます。この「水切り金具」とは使用される場所に合わせて様々な形に加工された板金を指します。
主な雨仕舞いの種類
棟板金(むねばんきん)
スレート屋根や金属屋根の頂点にある板金を「棟板金」といい、屋根の面と面が合わさる接合部分を覆うことで内部に水が入らないように保護しています。
この棟板金を抑えている釘が熱膨張により築7~10年で抜け始めます。この釘が抜けたところから雨水が侵入し、棟板金の下地である貫板が劣化していきます。
釘や貫板が劣化したまま放置していると、貫板が腐食してしまい台風や強風の後に飛散することがあり、棟板金の取り換え工事が必要になります。
谷板金・谷樋
「谷」とは、二つの屋根の面の継ぎ目で、谷状になっており、屋根に降った雨を流す雨樋の仕組みを持っています。
そのため「谷樋」とも呼ばれます。場所によっては目に入りにくく、水が溜まりやすいため屋根の中でも最も雨漏りしやすく、また異変に気付きにくい場所でもあります。
ケラバ水切り
「ケラバ」とは切妻屋根や片流れ妻側の屋根から出っ張っている部分で、雨樋がついていない側を指します。聞きなれない部材ですが、雨水の侵入を防いだり日当たりを調整するなどの重要な役割があります。
屋根と外壁の取り合い部分
違う部材同士が接して結合する部分を「取り合い」といい、雨漏りが起きやすく特に雨仕舞が重要になります。
例えば一階の屋根と外壁の結合部分や、ベランダやバルコニーの床と壁など垂直部分と水平部分が接合される箇所は雨水が留まりやすいため特にしっかりと雨仕舞を行いスムーズに雨水を流してやる必要があります。
定期的な雨仕舞のチェックが大きな被害を防ぎます
施工時にきちんと雨仕舞を行っていても、経年により部材は劣化してしまいます。
特に雨漏りの起きやすく目につきにくい箇所である屋根の谷部分や、棟板金などは注意が必要です。屋根自体も永遠にもつものではないため10年を単位に定期的なチェックをすることが推奨されています。その際にまとめて板金部分もチェックしてもらうと安心です。
良彩建装では屋根のメンテナンスや、点検、屋根板金の修理など幅広く承っております。屋根で何か気になることがあれば相談・調査・見積は無料ですのでお気軽にご相談ください。