雨漏り調査 | 富田林市の屋根修理専門店・良彩建装

天井や壁のシミから雨漏りに気付く方も多いです。
たとえ小さなシミでも雨水がそこまで家の中に侵入しているサインです。すでに内部に侵入しているため木材が腐っている可能性もあります。
また壁のクロスの接着剤が濡れると粘着力が弱まり、剥がれやすくなります。こうなると何度張替えても雨漏りを直さない限り剥がれてしまいます。

雨漏りで一番多い被害は内部の木材の腐食です。
雨水の侵入によって水分が常にある状態になると湿度が高くなり木材腐朽菌が繁殖しやすくなります。木材が腐朽すると建物の強度が著しく低下してしまいます。
さらに木材だけでなくネジや鉄骨などの金属部分も錆びやすくなり鉄筋コンクリートの内部が錆びると強度が低下してしまいます。

雨が降ると家電の調子が悪い、ブレーカーが落ちやすいなどの症状がある場合は漏電している可能性があります。
実は漏電の約24%は雨漏りが原因とされており、最多原因となっています。雨漏りによって雨水が天井裏や壁面内に入り込み、電気配線やコードの絶縁体の隙間に入り込むと漏電が起こる場合があります。また漏電は放置すると火事を引き起こす可能性もあり、実際に日本での火災の約10%が漏電によるものです。

湿った木材はシロアリの恰好の餌食になります。
シロアリが発生すると家の柱などの構造材が被害を受け、耐久性にダメージを与えます。防蟻処理をしていない築年数の古い家は特に発生しやすいため注意してください。シロアリの駆除には別途費用が必要になる場合もあります。
高温多湿になるとほかにも湿気を好むドブネズミが侵入したり、ダニの繁殖を促進してしまいます。

シミが発生している場合、内部にカビが発生している可能性が高いです。
カビは湿度を好み、塗料に含まれる樹脂などを栄養にして繁殖します。カビの中には人体に悪影響を及ぼす種類がありカビ毒と呼ばれています。種類は300以上におよび、咳、頭痛、呼吸困難などをはじめ、アレルギー感染症を引きおこすケースもあるため注意が必要です。

実は不動産業界で最も家の資産価値を下げるものが雨漏りトラブルとされています。
雨漏りで建材が痛んでいる建物は「物理的瑕疵」、つまり物理的に欠陥のある建物として扱われてしまうため、修繕しても価値が大幅に下がってしまいます。
大切な家の耐久性や資産価値を下げないためにも早めの対応が最も効果的です。