強い雨のときだけ雨漏りする家は要注意!普段の雨では見つからない浸水原因
2026/09/25
「普段の雨なら何ともないのに、強い雨が降ったときだけ天井にシミが出る」
「台風のあと、窓の下の壁紙が濡れていた」
このように強い雨のときだけ起こる雨漏りは、晴れると症状が消えてしまうため、様子見にして点検と修理を後回しにしてしまいがちです。
しかし、強い雨のときだけ漏れるということは、建物のどこかに雨水の通り道がすでにできているというサインです。放置すれば、見えない壁や天井の内部で傷みが進み、次の台風やゲリラ豪雨で被害が一気に広がるおそれもあります。
この記事では、強い雨のときだけ雨漏りが起こる理由と、普段の雨では見つからない浸水原因、原因を突き止める調査方法、今からできる対策を解説します。
強い雨のときだけ雨漏りするのはなぜ?

「強い雨」とは、どのくらいの雨でしょうか?
気象庁の予報用語では、1時間に20mm以上30mm未満の雨を「強い雨」と呼びます。どしゃ降りで、寝ている人の半数くらいが雨に気がつく程度の降り方です。
| 予報用語 | 1時間の雨量 | 降り方のイメージ |
|---|---|---|
| やや強い雨 | 10mm以上20mm未満 | ザーザーと降る |
| 強い雨 | 20mm以上30mm未満 | どしゃ降り |
| 激しい雨 | 30mm以上50mm未満 | バケツをひっくり返したように降る |
| 非常に激しい雨 | 50mm以上80mm未満 | 滝のように降る |
| 猛烈な雨 | 80mm以上 | 息苦しくなるような圧迫感がある |
出典:気象庁 雨の強さと降り方
さらに気象庁の「気候変動監視レポート2025」によると、全国のアメダス(1,300地点あたり)で1時間に50mm以上の雨が観測された回数は、統計期間の最初の10年間(1976〜1985年)の年平均約226回から、最近10年間(2016〜2025年)は年平均約340回と、約1.5倍に増えています。
さらに、1時間降水量80mm以上、3時間降水量150mm以上、日降水量300mm以上など強度の強い雨は、1980年頃と比較して、おおむね2倍程度に頻度が増加しています。強い雨への備えは、今や多くの住宅にとって身近な課題です。
雨量・風・水圧が重なると、住まいの弱点が表面化する
住宅の屋根や外壁は、屋根材・外壁材による一次防水と、その内側の防水紙による二次防水で雨水を防いでいます。普段の雨であれば、わずかなすき間から入った雨水も、防水紙の上を流れて外へ排出されます。
ところが強い雨のときは、次のような状況が重なります。
・雨量が多く、雨樋や排水口の排水が追いつかずに雨水があふれる
・強い風で雨が横殴りになり、すき間に雨水が押し込まれる
・下から吹き上げる風で、普段は濡れない場所にまで雨水が回る
・屋根材の重なりや部材のすき間に、雨水が吸い上げられる(毛細管現象)
その結果、防水紙の小さな傷みや部材の継ぎ目など、普段は表に出ない弱点から雨水が入り込むのです。
大阪でも、2018年の台風21号では大阪市で最大瞬間風速47.4m/sを観測し、屋根や外壁に被害を受けた住宅が数多くありました。強風で生じた屋根材のずれや外壁のすき間は、その後の強い雨で雨漏りとして表面化することがあります。
普段の雨では見つからない5つの浸水原因

①屋根:瓦や板金の重なり部分、谷からのあふれ
瓦のずれや割れ、棟の漆喰の劣化、スレートのひび割れがあると、強い雨のときだけ雨水が屋根材の内側へ入り込みます。屋根の面と面がぶつかる「谷」は雨水が集中する場所のため、谷板金の傷みや落ち葉の詰まりがあると、大雨のときにあふれやすくなります。
②外壁:ひび割れやシーリング(コーキング)の劣化
モルタル外壁のひび割れや、サイディング外壁の目地を埋めるシーリングの劣化は、横殴りの雨で浸水口になります。風を伴う強い雨は、ひび割れに高圧洗浄機で水を当てているような状態になるため、普段は問題のないすき間からも大量の雨水が染み込みます。
③窓サッシ・換気フードまわり
サッシや換気フード、配管が外壁を貫通する部分は、壁に開けた穴に部材を取り付けているため、もともと雨水が入りやすい箇所です。シーリングの切れや防水テープの劣化があると、風で押し込まれた雨水が壁の内部に入り、窓枠の下や壁紙にシミをつくります。
④ベランダ・笠木:排水口の詰まりと継ぎ目の劣化
ベランダの排水口(ドレン)が落ち葉や土ぼこりで詰まっていると、強い雨で水位が上がり、防水層の立ち上がりを越えて室内側へ浸水することがあります。手すり壁の上にかぶせる「笠木」の継ぎ目も、雨水が入りやすい箇所です。
⑤雨樋・軒天:あふれた雨水が思わぬ場所へ回る
雨樋が詰まったり傾きがずれたりしていると、強い雨のときに雨水があふれ、外壁や軒天(軒の裏側)を伝って内部に入ることがあります。軒天の傷みや換気口からは、吹き上げる風によって雨水が入り込むこともあります。
「強い雨のときだけだから大丈夫」が危険な理由

「雨漏りは強い雨のときだけだから大丈夫」とやり過ごすのは、建物にとって非常に危険です。ここでは、雨漏り症状を放置するリスクについて解説します。
見逃したくない雨漏りのサイン
次のような症状が見られたら、雨水が建物の内部に入り込んでいる可能性があります。
✅天井や壁のシミ、壁紙の浮きやはがれ
✅窓枠の下やサッシのまわりが濡れている、水がたまっている
✅押し入れやクローゼットの中がカビ臭い、湿っぽい
✅外壁のひび割れや、目地のシーリングの切れ・やせ
一度乾いてシミが薄くなっても、原因が解消されたわけではありません。室内にシミとして現れるのは、建物の内部に入った雨水のごく一部にすぎません。症状が出ていない間も、壁や天井の内部では木材が湿った状態が続き、腐食やカビ、シロアリの発生につながるおそれがあります。気づいた時点で写真を撮り、専門業者に相談しましょう。
また、原因箇所の傷みは時間とともに進むため、これまでは台風のときだけだった雨漏りが、やがて普段の雨でも起こるようになることもあります。症状がまれにしか出ない段階こそ、補修の範囲が小さく済むうちに原因を突き止める好機です。
強い雨の季節の前に自分でできる対策
梅雨や台風のシーズンの前に、次のような点を確認しておきましょう。
✅雨樋やベランダの排水口にたまった落ち葉やゴミを取り除く
✅窓サッシのレールや水抜き穴の詰まりを掃除する
✅天井や壁、窓まわりにシミや壁紙の浮きがないか確認する
✅台風や強い雨が予想されるときは、雨戸やシャッターを閉めておく
雨漏りが起きたときの応急処置
雨漏りが起きたときは、バケツやビニールシートで水を受け、濡れては困る家財を移動させましょう。外壁のひび割れやシーリングのすき間を防水テープでふさぐ応急処置も有効ですが、あくまで一時しのぎです。サッシの水抜き穴など、雨水を外へ逃がすための穴までふさがないよう注意しましょう。また、屋根に上っての作業は転落の危険があるため、決して行わないでください。
雨漏りが起きたときの状況は、浸入口を推測する重要な手がかりになります。次のような点を、メモや写真・動画で残しておき、専門工事業者に伝達しましょう。
・雨漏りした日時と、雨の強さ
・風の向きや強さ(台風のときだけ、南風のときだけなど)
・雨が降り始めてから漏れ出すまでの時間
・水が出た場所と量
普段の雨では見つからない原因を突き止める方法

専門工事業者は、単なる目視だけではなく、様々な手法を用いて雨漏りの原因調査を行います。
特に強い雨のときだけの雨漏りは、晴れた日に目で見るだけでは原因箇所が分からないことが多いため、次のような方法を組み合わせて調べます。
散水調査で強い雨の状況を再現する
散水調査は、疑わしい箇所にホースで一定時間水をかけ、雨漏りを再現して浸入経路を確かめる調査です。散水は低い位置の候補から一か所ずつ時間をかけて行い、室内側で水が出てくるかを確認しながら浸入経路を絞り込みます。
ホースの水だけでは風を伴う雨を完全には再現できないため、雨漏りしたときの記録をもとに、散水する位置や角度、時間を工夫することが大切です。
赤外線カメラやドローンで見えない部分を確認する
赤外線カメラ(サーモグラフィ)を使うと、水分を含んで温度が下がった部分を撮影でき、壁や天井の内部の濡れを把握できます。ドローンを使えば、足場を組まなくても屋根全体の状態を上空から確認できます。
原因が一か所とは限らない
散水調査や赤外線カメラ等で雨漏りの原因が特定でき、その個所を修理して完了ではありません。雨漏り原因は複数の個所に渡ることも多く、風向きによっては別の個所からの漏水を引き起こす可能性もあります。
安心できるのは地域密着型の専門工事業者です。「住まいのかかりつけ医」としてお付き合いできる業者であれば、アフターフォローも万全で末永く付き合うことができるでしょう。
まとめ|大阪で強い雨のときだけ雨漏りするなら「大阪雨漏り修理センター」へ
強い雨のときだけ起こる雨漏りは、屋根・外壁・サッシ・ベランダなど複数の部位にまたがることが多く、原因の特定には専門的な調査が欠かせません。晴れると症状が消えるからこそ、早めに専門業者へ相談することが大切です。
大阪雨漏り修理センターでは、富田林市・河内長野市を中心に、大阪府全域で対応しています。「強い雨のときだけ漏れる」「ほかの業者で原因が分からないと言われた」という方は、お気軽にご相談ください。
雨漏り鑑定士が目視調査から散水調査、赤外線カメラ、ドローンへと段階的に調査を進め、雨漏りの原因を突き止めます。現地調査・お見積もりは無料で、散水調査も無料で行っています(足場が必要な場合などは、別途費用がかかることがあります)。
屋根・外壁・防水・シーリングの職人が自社に在籍しているため、原因がどこにあっても、調査から修理まで一貫して対応できます。部分的な修理で直せる場合は、必要な箇所だけの修理をご提案し、しつこい営業もいたしません。工事完了後は保証書を発行し、定期的な点検でお住まいを長く見守ります。
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